中国語初心者がHSK2級に短期間(3週間~5週間)で合格する方法まとめ

你好!

ハクナマタタ村一世です。この度、HSK2級に合格したので、短期間で合格する方法をまとめたいと思います。主に下記について書きたいと思います。

  • 中国語初心者が2級を受けるべき理由
  • 勉強方法

ちなみにHSKの試験内容や各級の難易度などについて詳しく知りたい方は記事の最後のリンクをご参照ください。

実際にとった点数

HSK2級点数
HSK2級点数

5週間くらい勉強して、リスニングが88/100, リーディングが99/100で合計187点(合格ラインは120点)で合格しました。

リスニングは思ったより点が取れてました。勘が結構当たっていたのだと思います。

中国語初心者が2級を受けるべき理由

1級でもなく3級でもない理由

1級から3級に合格するのは日本人であればぶっちゃけ簡単です。私は2級の勉強を開始して5週間で試験日を迎え合格しましたが、3週目で初めて過去問解いた時点で余裕で合格する点数が取れていました (200点満点で120点が合格ラインで、170点くらい取れてました) 。

初めの3週は全然リスニングが分からずかなり不安になりましたが、後述するようにひっかけ問題がほぼないのでなぜかほぼ正解しているという状況でした。

では、3級までは簡単だから、3級から受けたほうが良いかというといきなり3級を目指すと挫折してしまう可能性が高くなります。私は去年、いきなり3級を受けようとして3級のテキストから始めてしまったため基礎知識がないため内容が難しく感じ、途中で諦めてしまいました。結局その一年後に2級から始めることを決心しましたが、1年前に2級から受けておけばよかったと後悔しています。

2級が簡単な理由

HSK2級で出題されるのは中国語約300単語です。このわずかな単語で文章を成り立たせなければならないので、問題の傾向として下記のようになります。

  • 出題の文章にバリエーションがない
  • そもそも300語のうち日本人にとっては意味を予測できる語がたくさんあるのでかなり覚えやすい。

です。また問題に下記のような特徴があります。

  • ひっかけ問題があまりないです。第三部、第四部は対話を聞いて、質問に対する回答(単語)を選択肢3つから1つを選ぶ問題なのですが、ほとんどの場合対話中にその単語が発音されます。そしてその発音された単語を答えてしまえば正解になります。ピンインも書いているのでそれっぽいのが聞こえたら答えれば正解してしまうのです。ひっかけもあまりありません。例えば、「今曇っていますが、雨が降りそうなのでタクシーに乗ります」という文章に対して「質問:今の天気は?」という問いがあった場合に答えの選択肢に「雨」が何故かないのです。なので、上記の文章でいえばタクシーとか雨とか細かい所が聴き取れなくても、「曇っている」、もっといえば天気のことを言っているとわかれば正解できてしまうような問題が結構あります。
  • 問題を聞く前から答えを予想できてしまうものもあります。例えば絵について正しい文章を言っているか言っていないか、という問題で「パンダ」の絵が出てきた場合、2級の範囲にパンダや動物という単語は含まれていないので、これは正解は「×」だろうと予想できてしまいます。この場合、たいてい2級の範囲である「犬」や「猫」といった単語が話されます。

1級は受けなくてよいか?

2級を勉強しはじめて2週間目くらいの時は2級じゃなくて1級にすべきだったと後悔しはじめていました。

というのもリスニングで言っている内容が全く理解できなかったからです。

ですが、(個人的には)4週目くらいからだんだん聞き取れるようになりましたし、そもそもリーディングでほぼ満点が取れればリスニングは3割くらいできれば合格できるので、1級は受けなくてもよいというのが僕の考えです。

不安であれば1級から受けるのも全然悪くないとは思います。

2級合格で見える景色

2級に受かっても、中国人と会話することはほぼ不可能ですし、駅などで中国語の案内を聞いても95%くらいは何言っているかわからないです。

でも、3級合格にレベルアップするためにはかならず必要なステップだと思っています。

勉強方法

文法テキスト

UNITが20あるので、毎日1UNITやっていました。できない日もありましたが休日に2UNITやったりして、だいたい25日くらいで終わったと思います。試験まで5週=35日あれば残り10日で復習もできます。

過去問テキスト

4回分の試験があります。私は中国語勉強開始後、3週目から解き始めました。

リーディングは2回解いて余裕だとわかったので残りの2回分は解かずに終わりました。

リスニングも3回分だけやって終わりました。3週目に解いた時はわからない問題がたくさんあって、23/35点でしたが、5週目には32/35点に上がりました。

2級過去問テキスト

単語

単語は電車や夜寝る前に下記のyoutubeで1級と2級の単語計300語をひたすら聞いていました。

単語2回、文章2回が読まれるので、それぞれ聞いて頭の中で日本語訳するようにしていました。一日1時間以上は聞いていたと思います。テキストよりもこのユーチューブのチャンネルを利用して単語を覚えたことが合格に繋がったと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=lu-FNzaexPY
https://www.youtube.com/watch?v=aEY6ROPtFrI&t=6s

単語帳も買いましたが結局使いませんでした。

勉強する際のポイント

  • 2級の時点ではあまり細かくピンインを覚えなくても良いと思います。完璧主義でやると大変です。日本人にとってはzhi, chi, qiの違いとか最初は聞き分けが難しいですが、2級の時点では単純に音そのもので雰囲気で覚えればよいと思います。
  • 早めに過去問を解いてみる。リーディングは簡単なので2週目か3週目から思い切って一年分やってみましょう。大学受験とかでも「早めに過去問やってもできないからもったいない」という考えで最後までやらない人がいますがその考えはおススメしません。過去問を解いてこそ、覚えていなかった単語や理解していないことが浮き彫りになるので、テキストが全部終わっていなくても半分くらいやったらとりあえずやってみることが大事です。

最後に

2級に合格したおかげで、3級、4級と勉強するモチベーションが高くなりました。まずは高すぎない目標を掲げてやると良いです。2級でもハードル高いと感じる方は1級から受けるのでも全然いいと思います。

私は約1か月後に3級を受けるので頑張りたいと思います。

リンク

HSKとは

HSKのホームページ

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