Tesnjar quarter(Cobblestone Street)

セルビア西部の街ヴァリエヴォ(Valjevo)を観光。行き方やオススメ観光スポットを紹介。

ドベルダン!

ハクナマタタ村一世です!セルビア人の友人の結婚式に参列するために東欧セルビアに初上陸しました!

本記事ではセルビア西部の町ヴァリエヴォ(Valjevo)について紹介していきます。

旅程

  • 2019/9/26(木) 羽田→ドバイ→ベオグラード(Belgrade)
  • 2019/9/27(金) Belgrade→ヴァリエヴォ(Valjevo)
  • 2019/9/28(土) Valjevo→ディブシバエレ (Divcibare)
  • 2019/9/29(日) Divcibare
  • 2019/9/30(月) Divcibare→Valjevo ←本記事はここ
  • 2019/10/1(火) Valjevo→ウジツェ(Uzice)
  • 2019/10/2(水) Uzice
  • 2019/10/3(木) Uzice→Belgrade
  • 2019/10/4(金) Belgrade

ヴァリエヴォ(Valjevo)について

ヴァリエヴォはセルビアの首都ベオグラードから南西に100kmほどの場所にある人口約10万人の町です。

ヴァリエヴォは15世紀以降、周辺国との交易の拠点として重要な場所でしたが、18世紀にはオスマントルコからの侵略を受け、街全体が大きな被害を被ったそうです。

セルビアの領土として返還後、再び経済的に発展を遂げ19世紀末にはセルビアの中でも最も発展した街となりました。

20世紀半ばごろからKrusikという兵器の製造工場が建設され、さらに経済が発展しますが、1999年にKrusikや街の病院がNATOによる空爆の被害を受けたという悲しい歴史があります。

NATO軍と闘ったセルビア人の英雄
NATO軍と闘ったセルビア人の英雄

空襲時にたった一人でNATO軍に立ち向かい、市民を守ろうとした若い兵士の銅像がありました。

彼はセルビア、とりわけヴァリエヴォ内で英雄のようです。

今回、参列した結婚式の新郎新婦の故郷であるということで一緒にヴァリエヴォを訪れました。

ちなみに新郎新婦は1999年当時は小学生。空襲警報のサイレンが鳴るたびに恐怖を感じていたそうです。NATO軍による急襲もあり、サイレンが鳴らずに空爆を受けることもあったようです。

ヴァリエヴォ市内中心部の様子

高台から見下ろすとこんな感じです。

ヴァリエヴォの街並み
ヴァリエヴォの街並み

どの家も赤い屋根で統一感があります。

テニスコートやサッカーグランドもありました。

ヴァリエヴォのサッカーグラウンドとテニスコート
ヴァリエヴォのサッカーグラウンドとテニスコート

セルビアでテニスコートを見ると毎回ここでジョコビッチもプレーしたのかも、とか思ってしまいます(笑)

 

19世紀の交易の中心であったTesnjar quarterという場所はセルビアの文化遺産として登録されています。

Tesnjar quarter(Cobblestone Street)
Tesnjar quarter(Cobblestone Street)

石畳みの道やどことなく西洋と中東が混じったような建築物が特徴的です。

道沿いにはおしゃれなカフェ、レストラン、バーなどが立ち並び夜は地元の人で賑わう場所となっているようです。

Tesnjar quarterにあるレストラン
Tesnjar quarterにあるレストラン

Tesnjar quarterの脇にはKolubara Riverという川が流れており、とても落ち着いた雰囲気があります。

Kolubara River
Kolubara River

セルビアの街はどこも落ち着いた雰囲気があって大好きです。

個人的にはヴァリエヴォには1日だけでなく、もう少し滞在したかったです。

観光スポット

PETNICA CAVE(ペトニカ洞窟)

ヴァリエヴォの中心部からタクシーで10分くらいのところにペトニカ洞窟という洞窟があります。バスはなさそうなのでタクシーで行きましょう。ただし、タクシーで行く場合は帰りも待ってもらわないと帰りのタクシーが捕まらないので注意です。

PETNICA CAVE
PETNICA CAVE

内部の長さは580mほどの小さな洞窟です。

特徴的なのはセルビア蜂起の英雄たちが洞窟内に彫られていること。

セルビア蜂起の英雄
セルビア蜂起の英雄

セルビアはオスマントルコに支配された後にセルビア人達自身の反乱によって自国を取り戻した歴史があるので、この反乱に貢献した人物が様々な場所で彫刻や銅像として飾られているイメージがあります。

 

洞窟入り口は2か所あって、下部の入り口には上の写真の英雄の顔が彫られています。

階段をあがって上部の入り口から入ると下の写真のようになっています。

the upper cave
the upper cave

奥まで行くとさすがに危険な感じがしたのですぐに引き返しました。

Church of Resurrection of the Lord

街の中心地には街のシンボルであるセルビア正教の教会があります。

教会名を日本語にどう訳せばいいかわからなかったので英語名のまま記載しています。

Church of  Resurrection of the Lord
Church of Resurrection of the Lord

Tesnjar quarterに繋がるKolubara Riverが教会のほとりに流れています。

正教会に特徴的な上部のクーポラ(半球型の構造)がモスクと教会を混ぜたような印象で個人的には好きです。

この教会は写真で見るよりも遥かに巨大で見る物を圧倒させる雰囲気があります。

教会にある十字架
教会にある十字架

教会の裏には大きな十字架が建てられています。

ヴァリエヴォへの行き方

ヴァリエヴォには中心部に駅があり、ベオグラード中央駅から電車が出ています。

ベオグラードから片道約3時間ほどで、本数も少ないのでベオグラードから日帰りする、というよりもヴァリエヴォで1泊してさらに南のUziceや西のボスニアなどに行くプランのほうが良いでしょう。

ヴァリエヴォ駅
ヴァリエヴォ駅

ボスニアなどからセルビアのベオグラードに向かうときに降りても良いと思います。

まとめ

興味があればぜひ行ってみてください!

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