マンボ!
ハクナマタタ村一世です。
本記事ではタンザニアのザンジバル島にあるストーンタウンでの体験について書いていきます。
タンザニア旅行の旅程
- 9/1 タンザニア入国、アルーシャ観光
- 9/2 タランギレ国立公園でサファリ
- 9/3 ンゴロンゴロ保全地域でサファリ
- 9/4 マニャラ湖でサファリ
- 9/5 ザンジバル島ストーンタウンを街歩き ←本記事はここ!
- 9/6 ザンジバル島パジェでシュノーケリング
- 9/7 ザンジバル島パジェでカイトサーフィン
- 9/8 タンザニア出国
タンザニアのアルーシャからザンジバル島へ飛行機で移動
この日は友達に会いにザンジバル島へ移動。
アルーシャ空港はアルーシャ市内から車で20分程度の所にある。
国内線しか就航していない海外の田舎にありがちなしょぼすぎる空港。
ゲート通過の際に、腰に着けていたベルトのせい(?)で警報が鳴ったけど、係員はスルー(笑)
搭乗予定のFLIGHT LINK航空のカウンターでチェックイン。
チェックインの管理は紙の冊子にペンで記入という超アナログスタイル。
こういうアナログな空港が個人的には好きだったりする。
手書きで名前とかを適当に記入して発券(?)されたチケットを受け取った。
どうやら一時間遅延、とのこと。
暇な時間をどう過ごそうかと考えていたら、昨日まで一緒のサファリツアーに参加していたフランス人女性のイザベラがいた。
サファリ後にダルエルサームに行くのは知ってたけど、同じ時間にしかもアルーシャ空港にいるとは。
聞くところによると私と同じザンジバル島行きの便に乗るとのこと。
イザベラも今日知ったようだけど、ザンジバル島経由でダルエルサームに行く便だったらしい。
boarding timeまで時間が有り余ってるからコーヒーでも一緒に飲もうということになった。
昨日、サファリ後に連絡先を交換して、メールで送ってあげていたサイの写真、めちゃくちゃ喜んでた。
サファリの思い出話やこれからの予定を話していると、さっきチェックインカウンターにいた兄ちゃんがこっちに来て
「やっぱ定刻通り出発するで」
と言ってきた(笑)
1時間遅延すると言っていたのにやっぱり定刻通りでいけるようになった理由は何なのか(笑)
ほぼ飲んでいないコーヒーを一気飲みして、
またしてもザルのセキュリティチェックを抜けて外に出たらこんな感じの景色が広がっていた。
滑走路の解放感すごいな。
そして、私が乗るのはこのセスナ。
思った以上に小さかった。
今まで海外で乗っていた小さめの国内線は曲がりなりにも旅客機だったんだなぁと実感。
機内もこの狭さ。
みんな自撮したりして、盛り上がってた(笑)
乗客は9人だけ。
当然キャビンアテンダントなんていない。
あっという間に機長も乗ってきて離陸体制。
もはやちゃんと荷物を載せてくれたのか不安なレベルの迅速さ(笑)
離陸時は機体を上下左右に揺らしながら、不安定ながらも上空へ。
エンジン音もなかなか心もとない感じではあるけれど、高度をあげるにつれ徐々に安定してきた。
楽しかったサファリ、アルーシャの街ともさよなら。
ここにまた来るとしたらいつなんだろう、もしかしたらもう来ないかも、
と思うと切なくなるのはいつものこと。
でも、セレンゲティに行けなかったし、ここにはキリマンジャロもあるから人生であと一回くらい来る気がする。
そんなことを考えていると、あっという間にザンジバル島上空へ近づいてきたようだった。
ザンジバル島へ到着!
ザンジバル島のアビード・アマニ・カルーム国際空港へ到着!
ベルトコンベアなどはあるはずもなく、預けていた荷物は、床に放置という田舎空港スタイル。
上の写真の左奥にいる欧米人達の集団の辺りに無残にも放置されているバックパックが私のもの(笑)
バックパックを背負って、タクシーに乗り、友達が待っているストーンタウンのPark HyattへGo!(Park Hyattには宿泊しない)
ストーンタウンの魅力
Park Hyattでタンザニア人の友達と合流。
留学以来4年ぶりの感動の再会だけど、まさかタンザニアでこうして再会できる日が来るとは。
行こうと思えばどこでも行けるんだなぁと実感。
合流した後は一緒にストーンタウンを街歩き。
ストーンタウンの見所はたくさんあるけれど、私が行って良かったと思うのは以下の4つ。
- 迷路のような小道
- 旧奴隷マーケット
- スパイスマーケット
- フォロダニガーデン
迷路のような小道
ストーンタウンは所狭しと民家やお土産屋などがひしめき合っているエリアがあり、
ちょっと中に入るとすっかり方向感覚を失ってしまう。
装飾品や絵画、衣類などなどたくさんの雑貨が売られている。
こういうエキゾチックな衣装などを集めたい人なら、一日いれるスポットだと思う。
小道だからといって薄暗く治安が悪い、
なんてことはなくてどこもそれなりに人が行き交っているし安心感のある通りだった。
ちなみにストーンタウンの建築はアラブ、インド、ヨーロッパ、アフリカ、それぞれのスタイルを混ぜこぜにしたスタイルになっているらしい。
中でも特徴的なのがドア。
木製のドアの表面には様々な文字や模様が掘ってあり、ザンジバルではそのような彫刻がドアに入っていること自体が富や地位を表すのだそう。
ドアに散りばめられた真鍮のトゲはインドを起源とするもので、象が突進してこないよう付けられているらしい。
小道を歩きながら、周囲の建築物を見るだけでも楽しめた。
旧奴隷マーケット(Old Slave Market/Anglican Cathedral)
小道を抜けて、旧奴隷マーケットまで辿り付いた。
ここザンジバル島には奴隷を売買する市場が存在していたという負の歴史がある。
そもそも「ザンジバル」とはアラビア語で奴隷を意味する「ザンジュ」からきているそう。
タンザニアだけではなくコンゴ、マラウィなどの近隣諸国からも黒人達がこの場所に連行され、1830年から1873年の約40年間にはおよそ60万人の黒人奴隷がアラブ諸国、ヨーロッパ諸国やインド洋に浮かぶ島々に売りさばかれたという。
市場のあった場所の隣には現在、教会が建てられている。
この教会はザンジバル島の奴隷マーケットの廃止に尽力した以下の二人による強い希望で建設された。
- イギリス人探検家のDavid Livingstone
- イギリス人司教のEdward Steere
Edward Steereの遺体は棺に入れられ、この教会の祭壇に置かれていた。
また、十字架に磔にされたイエスの像は、David Livingstoneの心臓が埋葬されているザンビアのChitambo村で育った木が原材料になっているらしい。
教会の入り口にはこんな杭が打たれていた。
ここで日本語に出くわすとはあまりにも不意打ちすぎた。
広島の平和記念資料館を思い出した。
教会から出たら、少年たちが無邪気にスクールバスに乗り込んでいた。
平和になったもんや。
アフリカにおける奴隷貿易の中心地となった歴史的に重要なこの場所にはザンジバルに来たら是非訪れてほしいところ。悲しい気持ちにはなるけれども。
ちなみにここにいたボランティアの学生ガイドが有料で外も案内してくれるというので、お願いすることにした。
スパイスマーケット
ザンジバル島で有名なもののひとつがスパイス。
数世紀前に中国やポルトガルから輸入されてきたカカオ、ガーリック、チリなどはもちろんナツメグやクミンシードなどインドカレーには欠かせないスパイスなど数百に及ぶ種類のスパイスが所狭しと売られていた。
肉料理に加えられることが多いクローブというスパイスは、19世紀にオマーンのスルタンがザンジバルを占領していた際にプランテーションを推進し、農民から搾取していたという。
クローブを栽培している農園に行くスパイスツアーなども現地で参加できるのでまた今度来た時に参加してみたい。
せっかくならクローブは買っておけば良かったと後悔中。
フォロダニガーデン (Forodhani Gardens)
最後に紹介するのがフォロダニガーデンという海に面した広場で夕方ごろから始まる屋台の集まり。
うまそーに見えるけど長時間置きっぱなしだから冷えててやっぱりまずそう(笑)
強引すぎる客引きも大量にいるけどやんわり断れば大丈夫。
おすすめはザンジバルピザ。
ひき肉、生卵、人参や玉ねぎなどの数種類の野菜、そしてスパイスを混ぜたものを生地の上に乗せて鉄板でしばらく焼く。
めちゃめちゃうまかった!!!
味は何と言ったらいいか・・・。
触感は大阪風お好み焼きの生地みたいな柔らかい感じ。
味はスパゲッティのミートソースにスパイスや野菜をたくさん入れた感じかな・・・。
スパイスが効いていて病み付きになりそうだった。
見た目はそれほど良くないけれど、日本で売れば絶対流行ると思った。
そうこうしているうちに日が暮れてきた。
これはザンジバルミックススープ。
カレー風味のスープにゆで卵や野菜、海鮮類を混ぜ込んだ混沌としたスープ。
多様な文化が入り混じったザンジバル島ならではのスープといった感じ。
スパイスが効いてこれもうまかった。
ストーンタウン、見所がたくさんあってとても良かった。
半日でも十分楽しめたけど、やっぱりスパイスツアーには参加したかったかな。
フォロダニガーデンで満腹になったあとはタクシーに乗って今日から3泊するザンジバル島のPajeへ!
おしまい